機能性食品は専門用語いっぱいで難しい?

食品の健康への働きを企業の責任で表示する機能性表示食品の販売が今月始まったそうだ。
国は効果や安全性などを審査せず、代わりに届け出られた情報を公開するという。
ところが公開された情報は難しい専門用語がいっぱい。どうすればいいのだろうか?
機能性表示食品は、健康への働きを企業の責任で商品に表示できる新制度だ。規制緩和によって経済成長を目指す安倍政権の戦略の一環で新設され、4月にスタートした。消費者庁は約200件の届け出処理に追われているそうだ。すでに36商品が受理され、12日から順次販売が始まった。
企業は届け出にあたり、商品に表示する働きが本当にあることや、安全性が確かめられていることを証明する実験結果や学術論文などの提出を求められる。同庁はその資料をウェブサイトで公開する。届け出には学術論文などの専門的な内容を一般の人も理解しやすいよう易しい言葉で解説する消費者向け基本情報も必要とのこと。
ところが、実際に公開された消費者向けの情報を見てみると、専門用語や難しい表現を多用する商品がいくつもあるそうだ。「プラセボの経口摂取と比較して」「アゴニスト活性」「無作為化コントロール試験」「潜在的な選択バイアス」といった具合だ。食の安全・安心財団理事長の唐木英明・東大名誉教授は「一般の消費者が理解するのは難しい」と話す。
消費者庁は、消費者には包装などに記された説明をよく読み、ウェブサイトで公開されている情報も確認してほしいと呼びかけている。一方で事業者に対しても「誤解を招かない情報提供を責任をもって行う必要がある」としている。疑問点が指摘されている商品もあることを含め、「消費者自身に判断してほしい」と話している。
健康に良いと言われても、具体的にどんな効果があるのかよく分からなければ購入にはなかなか至らないだろう。企業も購買意欲につなげるためにはもっと工夫をしなければならない。今後改善されることを期待しよう。